こんにちは、cleverです。
日本・東京江戸川区の住宅建設現場で大規模な爆発事故が発生し、数十棟の建物が損傷するなど大きな被害が出ました。事故の原因は、なんと60年前に使用期限が切れたアセチレンガスボンベだったことが明らかになりました。このガスボンベがなぜ地中に埋まっていたのか、今も謎が残ります。都民を震撼させた今回の爆発事故の詳細をお伝えします。
住宅街のど真ん中で爆発…地盤補強中の事故
杭打ち作業中に突如発生した爆発
2025年5月27日午前9時30分、東京都江戸川区東葛西の住宅建設現場で大規模な爆発が発生しました。当時、杭打ちによる地盤補強作業が行われていたところ、突然の爆発が起き、工事用車両が炎上し、周辺の住宅や店舗38棟の窓や壁が破損するなど甚大な被害が出ました。
警視庁によると、作業員や住民ら10人が首や耳の痛みを訴えましたが、幸いにも軽傷とのことです。市民は「ミサイルが落ちたのかと思った」と語っており、エアコンが落下したり窓ガラスが室内に飛び散るなど、現場はまさに阿鼻叫喚でした。
原因は1964年製のアセチレンガスボンベ
警察の調べによると、地中約50～60cmに埋まっていた可燃性ガス「アセチレン」が入ったボンベが工事中に破損し、重機とボンベとの摩擦によって発火、ガスに引火して爆発が発生したとのことです。
発見されたガスボンベは、全長約1.03m、直径約26cmで、表面は腐食し錆びており、使用期限は1964年11月と刻印されていました。専門家によれば、アセチレンガスは3000度以上の高温で燃焼する危険な可燃物であり、金属の切断や溶接に使用されるとのことです。
街中を揺るがした衝撃…市民の不安高まる
相次ぐ爆発音、割れた窓と飛び散る家具
住民たちは一様に「今までに聞いたことのない爆発音だった」と証言しています。60代男性は「突然の爆発音で窓ガラスが割れて室内に飛び散った」と語り、30代男性は「寝室で音に驚きリビングに駆けつけたらエアコンが落ちていた」と述べました。
60代女性も「爆発の数秒後に室内に割れたガラスが飛び込んできた。衝撃でエアコンが落下し、机や洗面台の物もすべて倒れた」と不安を訴えました。
なぜガスボンベが地下に？原因究明進まず
事故現場は少なくとも40年前から駐車場として利用されていた土地で、それ以前にガスボンベが埋められた可能性が高いとされています。警察はいつ・なぜ・誰がボンベを埋めたのかを明らかにすべく捜査を続けています。
専門家は「高圧ガス保安法では、ガスボンベは現場から回収して適切に処理することが義務」とし、今回の事故は単なる過失ではなく、不適切な廃棄物管理と安全対策の欠如によるものだと指摘しました。
東京の住宅街で発生した予期せぬ爆発事故は、市民の日常に大きな不安をもたらしました。60年以上前のガスボンベが地下に放置されていたという事実に、多くの人が驚きを隠せません。都市の安全管理体制に対する根本的な見直しが求められる中、私たちの周囲に潜むリスクについても改めて考える必要があります。皆さんは今回の事件についてどうお考えでしょうか？コメントでご意見をお聞かせください。